院長の「JoJoブログ」

うぐいす

2011-04-19 00:18:44投稿

週末に、佐波川のほとりをジョギングした。
「世の中は三日見ぬ間の桜かな」のことわざどおり、1週間前と、同じところを走ると、満開だった桜が、ほとんど散ってしまっていた。自分の足で走ってみると、季節の移り変わりを肌で感じられて、これも、ランニングにはまる人が多いひとつの理由だなあと、一人納得しながら、足をすすめた。

桜の立ち並ぶあたりをぬけ、徳地方面へ走っていると、雑然と川岸を覆う木々の中から、「ホーホケキョ」という鳥の声が聞こえてきた。鳥の種類にはまったく疎い私でも、この鳴き声は、まさにウグイス!とわかる、完璧な「ホーホケキョ」だった。と、そこで、一人走りながら悩んだ。”梅にウグイス”っていうよなあ・・・、梅は桜より早い時期のはずだし・・・、ウグイスって、藪みたいなところにいるんだっけ・・・

走り終えてからも、「ホーホケキョ」が耳にのこり、Wikipediaで調べてみた。
花札でも、”梅にウグイス”はお馴染みだが、実は、メジロと混同されているとのこと。メジロは梅の花蜜が大好物で、よく梅の木にとまって「チー、チー」と鳴き、羽の色もいわゆる緑がかったウグイス色をしている。一方、ウグイスは、雑食ではあるが、花蜜を食すことはほとんどなく、虫が好物なので、藪の中などにいることが多く、まず梅の木にとまっている姿は見られない。また、羽の色は緑ぽくはなく、茶色に近い云々・・・
常識と思われていることがウソだったということを学んでしまうなんて、これもまたランニングにはまる人が多い理由だったりして?!

佐波川を走る楽しみがまたひとつふえた。