院長の「JoJoブログ」

池ポチャ現象

2011-07-17 22:06:53投稿

今日、奈良教育大学教育学部教授、岡澤祥訓先生の講習会「スポーツ心理セミナー in Yamaguchi」を聞きに行った。
テーマは「心を強くして自分の実力を発揮しよう」というもの。

岡澤先生は、卓球、ボブスレー、ルージュ、ヨット競技のナショナルチームのメンタルサポートや、柔道の野村選手をはじめ、数々のトップアスリートのメンタルトレーニングをされているスポーツ心理学の国内第一人者でもあり、とても面白いお話を聞かせていただいた。

中でも、ゴルフの池ポチャ現象というお話は、わかりやすくて納得。
ゴルフで、ティーグラウンドのすぐ先に池がある場合、ボールを池に入れてしまう選手と入れない選手の違いをしるため、ずっとゴルフ場で観察を続けたところ、池を覗き込んだ選手は、まず池ポチャをやってしまうという内容だ。池を覗き込む必要なんてないし、見つめるべき場所は、その先にあるグリーンのはずなのに、わざわざ池を見るのは、「池にいれたらどうしよう・・・入れたらいかん」という心理が働くからということだ。
それと同様に、あらゆるスポーツにおいて、「負けたらどうしよう」「ここで1点とられたらどうしよう」という気持ちが、結局、負けたり、1点とられたりすることにつながるというものだ。
何事においても、プラス思考というのは大事で、決して池をのぞきこまないようにしていくことが、よい結果につながるということなんだけれど、弱い人間は、なかなかそれができないんだなあ・・・

けれど、意識してない限り、いつもマイナス思考で考える自分になってしまうので、気が付いたら、自分に「ポジティブ、ポジティブ・・・」と考えることにしたいと思う。

今日は、山口県内この夏初の猛暑日を記録したけれども、「ああ、暑い、暑い・・・」と考えるのはやめて、とりあえず、「太平洋高気圧さん、頑張ってますねえ・・・」とプラスに考えることからはじめよう!?