院長の「JoJoブログ」

自転車でフルマラソン

2012-01-16 18:23:19投稿

マラソン初心者のための本をいろいろ読んだけれど、たいていの本に、42.195kmを実感するために、一度、自転車などで、その距離を体験してみるのがよいと書いてある。
そこで、この週末、過去10年間住んでいた、自宅から約41kmの宇部まで、自転車で行ってみることにした。
帰りは、自転車を車に積んでもどる予定だったので、我が家に4台あるチャリの中で、一番小さな、20インチの折り畳みを相棒に選び、荷物を荷台に括り付け、自転車モードに設定したGPS時計を腕につけて、意気揚々と出発した。

走りだして数分で、”これは、大腿四頭筋がやばいぞ”と、感じた。
自転車トレーニングをする場合、できるだけ、競技用自転車がよく、競技用が無理でも、可能な限り、脚が真下に伸ばせて、前傾姿勢がとれるタイプの自転車を選ぶようにと、クロストレーニングを解説した本に図入りで書いてあったことも頭にうかんだ。
けれど、20㎞を自分の脚で走れたんだから、その倍を自転車で走るくらい、まあ、大したことないだろうと思ったし、とりあえず、信号待ちのときに、サドルを目いっぱい高くすると、少し楽になったので、引き返すことなく、前に進んだ。

9kmくらい経過したところで、第一関門。佐波川河口の防府新大橋だ。当たり前のことだが、自転車をこいでいると、普通に歩いたり走ったりするのに比べて、上り坂はダイレクトに脚にくる。何とか自転車を降りずに橋をわたり、10km地点で、「これで、4分の1か・・・ 無事にたどりつけるだろうか?」と不安になってきた。もうすぐすると、道の駅があるので、まずは、そこで休憩して考えようと、さらに、前進。

たどりついた14㎞地点の道の駅で自転車をおり、喫茶室で休憩。
「引き返すなら今しかないぞ。でも、ここまで来たんだし・・・」自問自答を繰り返し、痛くなってきたお尻のことを思いながらも、あったかいミルクを飲んで、生気を養ったので、10分後に再出発。

その後、鉄道をまたぐ道の急な上り坂は、ついに自転車をおして歩いたが、他のアップダウンはなんとかこなして、休まず進んだ。お尻の痛みと大腿四頭筋のはりは続いてはいたものの、どんどんひどくなることはなく、30㎞地点をすぎると、ゴールできる自信が出てきた。
宇部市内にはいったころ、携帯が鳴ったので、自転車をおりた。水分とタンパク質の補給をして、GPS時計をみると、すでに2時間13分が経過。つくづく、フルマラソンを2時間台で走りきるトップランナーはすごいと思いながら、”私は自転車でサブスリーを目指すぞ。”と決意し、ふたたび、自転車こぎ。
35㎞以降は、お尻の痛みがつらく、サドルからお尻を浮かせながらの、なさけない恰好になったが、最後まで休むことなく、何とか目的地までたどりついた。

ゴ~~~~~ル!! 40.9㎞の距離を2時間55分11秒。(休憩時間のぞく)

サブスリー達成!?

   こんな小さな自転車で40㎞走りました!