院長の「JoJoブログ」

やったね!!真晴君

2012-01-23 19:20:04投稿

今年も、1月17日から全日本卓球選手権が東京体育館で開催され、昨日までに全日程を終了した。

当院で応援させていただいている小西杏選手、重本幸恵選手が、混合ダブルスと女子シングルスに出場、そして息子のチームメートである野田学園卓球部の選手が12人もエントリーしていたため、毎日、結果が心配で、気が気でない6日間をすごした。
残念ながら、小西、重本両選手とも、シングルスは4回戦で敗退してしまったが、野田学園勢は、エースの吉村真晴君が、なんと全日本チャンピオンになるという偉業をなしとげてしまった。

昨日、男子シングルスの決勝戦は、NHKで生中継されたため、我が家では、家族でテレビ観戦となった。卓球をご存じの方なら納得いただけいると思うが、現在国内の卓球界において、ディフェンディングチャンピオン水谷隼選手の力は、ダントツで、決勝のカードが水谷VS吉村と決まった時点で、「これで水谷の6連覇か・・・」と誰もが考えたことと思う。

チームメートを応援する立場の我が家の試合前。「なんとか、4-0であっさり終わるのは避けてほしいよね。せめて4-1、できれば4-2くらいで・・・」(卓球は4ゲーム先取の7ゲームマッチ。1ゲームは11点先取)

1ゲーム目の出だし、いきなり3本リードして「出だしはいいじゃん」
すぐにおいつかれて、4-4となり、「これでおわりだね」
しかし、その後、一進一退となってからついに、11点目がエッジボールとなって、1ゲームを先取!「1ゲームとっただけでもよかったね」
2ゲーム目も11-6でとり、「2ゲームとって、大健闘じゃん」
4ゲームおわって、ゲームカウント2-2になり、「これで、水谷選手もおちついたね」
5ゲーム目をとって、「ちょっとすごくない?」
6ゲーム目をあっさり失い、「ゲームオールまでいけば、水谷が負けるのは考えられんね」

最終ゲーム7-7から痛恨のサーブミス「あぁ、このサーブミスでホントに負けたね」
7-8から水谷のレシーブエースで7-9となり、タイムアウト。
タイムアウト後、水谷のサーブとなり、7-10 ついに水谷の6連覇まであと1本。
「これで、終わったね。」
ここで、真晴君が1本返して、8-10となり、今度は水谷がタイムアウト。
9-10となってから、私は、自分の心拍数が100を超えているのを自覚できた。

 以下は、卓球王国のホームページに掲載された全日本選手権リポートから

勝負の最終ゲームは、スコアの離れないシーソーゲーム。吉村、7-9とされたところでタイムアウトをとるが、水谷が7-10と6連覇へのマッチポイントを握る。観客のほとんどが「結局は水谷が勝つのか」と思ったに違いない。しかし、ここでも吉村の両ハンドが火を噴いた。10-10に追いつき、会場が大きくどよめく。
吉村の中陣からのバックドライブで11-10、そして水谷のレシーブドライブがオーバー!
その瞬間、フロアに倒れ込む吉村を、観客の拍手が包み込んだ!

身長177cmでリーチが長い吉村のプレーは、しなる青竹のような強さがあった。今後の課題としてはサービスのコントロール、台上バックドライブの威力と正確性、バックドライブをバックストレートへも打てるようになることか。しかし、荒削りであるだけに伸びしろは大きい。全日本では5人目のシェークドライブ型のチャンピオン(長谷川信彦・今枝一郎・岩崎清信・水谷隼)だが、日本の卓球史上最強の攻撃力を備えたシェークドライブ型へと進化していく可能性がある。

真晴君、やったね!! 日本一おおめでとう!!!