院長の「JoJoブログ」

人生初の山形

2012-10-15 23:08:32投稿

この週末、日本女性医学学会参加のため、山形県山形市に行ってきた。
山形県に足を踏み入れるのは、人生初!

私は、広島市内で生まれ育ち、大学入学以降はずっと山口県で暮らしている、生粋の瀬戸内人(!?)である。
親戚もほとんど広島と関西にしかおらず、東日本とは疎遠な人生だ。
医学部の学生時代、九州山口、中四国、西日本のそれぞれ医科学生体育大会というのがあったので、6年間で、ほとんどの西日本各地は、遠征で訪れた。医者になってからは、学会で、学生時代に行ったことのないところに行くことがあり、日本中で、一度も降り立ったことのない県は、ずいぶん少なくなったけれども、なかなか東北や北陸を訪ねる機会はない。
大学6年のとき、東京で、私立大学の大学病院見学をしたとき、数人の全国からきた医学生と話す機会があった。そのとき、「どちからいらしたんですか?」と声をかけられ、「山口です」とこたえたら、「まあ、そんな遠いところから・・・」と地のはてのような感じでいわれ、「あなたは?」と聞くと「青森です」とのこと。そりゃ、お互い、遠いわな~
そんなこんなで、とにかく、東北というのは、とても遠いイメージというのが私の中にはある。

今回、初めて山形県にお邪魔できることになり、ちょっとウキウキ。
しかし、山形につくまでも、ついてからも、ドキっとすることの連続・・・

まず、東京から乗った、山形新幹線。「あれは、新幹線じゃないよ」という噂はきいていたが、車内でウトウトしていて、目が覚めてぱっと窓の外を見ると、そこに踏切があったのには、驚いた。「新幹線なのに踏切!?」
行きは夜だったので、よくわからなかったが、帰りに明るいときによく見てみると、福島から山形を走る新幹線は、新幹線の車両をした普通列車ということが体験できた。これも人生初。
次に、山形駅につき、歩いてホテルまでを移動していると、通りかかったビルのドアに、「やまぎんクイックコーナー」とあり、ドキッ!
いつもお世話になっている「やまぎん?」と建物を見上げると、「山形銀行」の看板。
そうだよね。山口銀行が山形駅前にあるわけないよね。やまぎんは、緑色のマークだけど、やまぎんは赤いさくらんぼなのか・・・と感心する私。
翌朝、学会に参加するため、会場のホテルで受付をしたところ、その受付に置いてあったゴム印をみて、ドッキリ。そのゴム印には、「山大産婦人科医局」と印字されていた。
「私が山大産婦人科医局に所属していたことを知っていて、このハンコを用意してくれた・・・ンなわけないよね。そうだ、今回の学会の主催は、山形大学の産婦人科だったよな・・・」
 
そして、山大出身の私は、ひとめ、山大をこの目で見たいと、翌朝早く、ランニングシューズをはいて、山形市内をちらっとジョギング。しっかり、山大を見学させてもらった。

東北の皆さん、私は山大出身で、現在、やまぎんさんにとってもお世話になっています。