院長の「JoJoブログ」

ご親切

2013-01-15 13:05:30投稿

昨日、東京都心で何年かぶりかの大雪となり、首都は大混乱だったようだ。
大体が、都会というのは、雪に弱い。まあ、めったに降らないからというのがその理由なので、仕方ないけれど、三連休ででかけていた人たちは気の毒だなあとニュースをみながら思った。
そして、また、今朝のニュースも雪の話題。天気予報をきいていると、気象予報士が、「昨日の雪で路面が凍結しているおそれがあるので、できるだけ、底がデコボコした靴をはき、ゆっくりと一歩一歩踏みしめるように歩きましょう。」とか、「車の運転はできるだけ控え、もし、運転する場合は、慎重にしましょう。」などと、おっしゃっている。

ちょっと、気象予報士さん、ご親切すぎるのでは?
昨日雪が降ってて、歩道に雪が残っていることなんて、見たらわかるし、朝は凍結しやすいだろうし、凍結すれば、滑りやすいのは小学生でもわかる。というより、わからないといけないんじゃない?小学生のレベルでは、逆に、一度くらい滑って転んで痛い思いをして、それで学習するくらいがいいんじゃない?テレビでわざわざ言わなくても、大人なら、考えりゃわかるんじゃない?「凍結のおそれがありますので、注意しましょう」くらいで十分だと思うけど・・・

私は、昨日、私用で大阪におり、東京発ののぞみが少し遅れたくらいで、あまり雪の影響はうけなかったけれど、大阪駅で、構内放送にちょっととまどった。「駅構内は、混雑しておりますので、携帯電話の画面をみながら、歩くのはやめましょう。キャリーバックを引くときには、他のお客様のご迷惑にならないよう、注意して引いてください。」

何この放送?昔、こんな放送あったっけ?少なくとも、田舎では、今でもないけど。
携帯見ながら歩いたら、人にぶつかるかもしれないなんて当たり前じゃん!荷物が邪魔にならないようにするなんて、常識じゃん!
これは、ご親切な放送というよりも、いかに、都会を歩く人々のマナーがなってないっていう証拠だよな。
でも、考えてみると、10年前までは、携帯見ながら歩く人はいなかったわけだし、だれでも、大小さまざまなキャリーバックをひいて歩くようになったのも最近。昭和の時代には、もの自体がなかったよなあ。

都会生活をしていない、昭和うまれの人間には、テレビのニュースも、駅のお知らせも、なんだか奇妙な放送だと思ってしまう。本来、親が子に伝えていくべきことであって、公の放送なんか使って伝えるようなことではないはずだと考えるのは、私だけだろうか?