院長の「JoJoブログ」

秋吉台ロゲイニング

2014-05-19 13:10:46投稿

昨日、秋吉台ロゲイニング大会2014に参加した。
ロゲイニングときいてそれが何のことだかわかる人は、その道のオタクかもしれないが、オリエンテーリングと聞けば、一般的にも通じるのでは?

秋吉台ロゲイニング大会2014の大会要項より~
「ロゲイニング」とは、オーストラリア発祥の大規模版「スコアオリエンテーリング」です。競技創始者3人の頭文字を並べ、「ロゲイニング」と名付けました。基本的には、広大なアウトドアフィールドで磁石と地図を駆使してチーム単位でのナビゲーションスポーツです。指定された時間内に広範囲に散りばめられたいくつものチェックポイントを自分たちの脚のみを使用して巡り、其々に振り分けられた得点を選択し、どれだけ多く回ってくることができたか、獲得した合計得点で順位を争います。

海外で行われる正式の大会では、24時間で競う、超過酷なスポーツらしいけれど、日本の大会は、ほとんど2-3時間で、リクレーション的要素が強い感じだ。
私も、去年、初めて、ポイントで写真をとるフォトロゲイニングに参加して、とても楽しかったので、今回は少しハードな大会にでてみることにした。

競技開始15分前に、一人1枚地図を渡される。出発までのわずかな時間はチームでの作戦会議。
広大な秋吉台、景色を眺めるには、天気もよくて、最高だけど、地図をながめてみると、建物がないので、「なんのこっちゃ・・・」って感じ。ランニング仲間で作った私がいれてもらった4人のチームには、昨年優勝チームメンバーがいたので、完全にお任せ。まあ、今回のチーム名は、「ゆるランナーズ」。ゆっくり楽しくということで、高得点は狙っていないにしても、ある程度はがんばらねば・・・というスタンス。
地図上に、50ポイントくらい、印がつけてあって、遠く険しいところにあるポイントは高得点。3時間の制限時間で、どの道順で回り、どのポイントをとってくるかと大体の見当をつける。とてもすべてのポイントを回れる時間はないので、いかに効率よく迷わずいけるかというのがこの競技の最重要点。

大体、この順で、ここまで行き、あとはこのあたりの残り時間次第で考えようという作戦をたて、10時スタート。
リーダーについていくのみだが、フルマラソンサブ4ランナーの彼女、速い速い。まあ、私以外のメンバーはウルトラマラソン経験者なので、私はひたすらついていくのみ。地図をみても、今どこにいるんだかよくわかんないし・・・
予定通りに、ポイント到達。そこで、カードキーのようなもので、ポイントに置かれた器械にチェックをいれて行く。3つ目のポイントは、ほぼ道とは呼べない、竹藪の脇を植物をなぎ倒していってようやく到達。しばらく森の影が続いて、上る下るの激しいアップダウン。牛小屋もあったり、畑のようなところもあったりして、秋吉台にもこんなところもあるんだなあと、観光客が決して通らないような、道なき道を駆け巡る。
アスファルトの道も、ごく一部走ったけれど、ほとんどはトレイル。細かい標高差が、だんだんと脚にくる感じだが、なんとか仲間にたすけられ、ついていく。熱中症にならないよう、背中にしょった、ハイドレーションバックのスポーツドリンクをちょびちょび吸いながら、紫外線を遮るものがなにもない広大なカルスト台地を走る走る。
時々、止まっては、地図を見る。気分を盛り上げるために持たされた方位磁石で、次のポイントの方角を確認。残り時間40分で、大体予定していたポイントがゲットできたので、あとはひたすら、上り下りを繰り返し、展望台のスタート地点に戻っていく。
最後は、残り時間に余裕があり、少し景色を楽しみながらゆっくりと帰り、12時55分ゴール。合計点で、男女混合チームの3位だった。
走った距離は約17㎞。ただ、ほとんど平地がないことを考えると、25km位走った以上の負荷はあったと思う。相当よいトレーニングになったし、山口県に住みながら行くことがなかなかない秋吉台の、一番いい季節を、青空のもとで満喫できたので大満足。

覚悟していた筋肉痛も、あまり気になるほどではなさそうので、また機会があれば、ロゲイニングにチャレンジしたい。