院長の「JoJoブログ」

からくりベッド

2014-10-27 17:25:51投稿

この週末、8月に引き続き、産婦人科医対象のセミナー受講のため、東京に行ってきた。
宿泊したホテルは、以前にも利用したことがあり、朝食が美味しいので今回も泊まることにして、チェックイン。
前回泊まったときは、確か湯船もあったと思ったのだが、今回、バスルームをみてみると、シャワーブースしかなかった。
シャワーブースのホテルなんて、いままであまり泊まったことないなあとちょっと驚いたが、もっとびっくりだのは、そのシャワーそのもの。
1本の棒がたっていて、そのてっぺんにオーバーヘッドシャワーといって、丸いお皿のようなのが、でており、さらに棒の中央あたりには、3つの出水口がついていて、そこからボディーシャワー・・・そして、普通のハンドシャワー。三つのシャワーは、別々に蛇口がある。なんだが、面白くて、いろいろやってみたが、背の低い私では、うまくシャワーをあてたい身体の位置に調節できず、結局、ハンドシャワーで、用を足す感じとなった。

シャワーを浴びて、さて、寝ましょうということになり、ベッドの上をみると、説明書のようなものが置いてある。「何、これ?」と手に取ってみると、「フォーラス睡眠環境システムご利用案内」とある。「睡眠環境システム??確か、前に泊まった時には、こんなものはなかったよねぇ・・・ 気づかなかったのかなあ」

要は、寝るときと、起きるときに、音楽と光と振動で、より良い眠りを演出しましょうというからくりベッドらしい。ぱっと見は、普通のベッドだし、どうなっているのか何もわからないが、とにかく、利用しないのはもったいないので、説明書にある通りに操作して(といっても普通に翌朝に起きたい時刻をセットするだけ)、横になった。
自分自身、眠りにつくのは、何もなくてもまったく問題ないけど、起きるときは、きもちよくスーッと光と音楽でおきるのがいいよなあと期待しながらベッドにはいったが、何もない。何にもないじゃん・・・と思っていると、しーずかに、メロディーが聞こえてきて、足元がそのメロディーにあわせて振動してきた。「これが、眠りをさそう音楽か・・・」とその振動を感じていたが、5分もしないうち(多分)に寝てしまった。
そして、朝・・・
結構リズミカルな音楽で目が覚める。音楽とともに足元の振動もあり、夜よりも振動が大きい感じ。でも、決して、邪魔になるようなものではなく、結構ここちよいので、また寝てしまう。確か、説明書にはスヌーズ解除をしてからストップボタンをおさないと停止しないとあったけなあ・・・と眠い頭で考えたはいたが、音楽がそれほどうるさくないので、聞きながら寝てしまう。また、10分くらいしてから、メロディが流れて気づいてみると、部屋にスイッチのあるライトとは別の灯りが、天井について、明るくなっている。夜には気づかなかったこれが光とともに目覚めるというヤツ・・・と思いながら、また寝る。

結局、携帯にセットしていた、いつものアラームがけたたましく鳴り、やっと起きる気になって、ベッドを出た。
お目覚めの音楽も振動も、私にとっては、心地よい眠りのほうに効果があったみたい。