院長の「JoJoブログ」

萩城下町マラソン

2014-12-07 22:28:35投稿

今日、4回目の「萩城下町マラソン」を走ってきた。
この大会は、私のランニングの原点ともいえるレース。
なんせ、4年連続出場だし、練習で15㎞以上の距離を走ったことのなかった自分が、初めてハーフマラソンという、その当時の自分にとっては、未知の長距離を完走して、感激した思い出の大会。

初めて走った3年前は、とにかく2時間半の制限時間内に完走することがただ一つの目標で、それが達成できたときは、本当にうれしかった。
2年前は、12月はじめとしては信じられないほどの悪天候、吹雪の中で、これまた、完走さえできればOKと思って参加。
去年は、3回目だし、10月のフルマラソンで、4時間半を切ったんだから、ハーフで2時間は切らなきゃと意気込んで出走するも、前半つっこんで、後半大失速するという失敗レース。自己ベストとはいえ2時間3分という情けない結果。

そして、今年。前回の反省を胸に、とにかくとばさず、オールイーブンペースで走って、2時間を切るという目標をあげたものの、なんてったって、練習不足。1か月前の海響マラソンで、フルを完走してから、一度も10km以上走っていないという状況。2時間を切るのは、無理そうだけど、せめて、昨年の2時間3分を上まわって、最低2時間2分を目標にするということで、スタートラインにたった。

21.0975kmを2時間以内に走ろうと思うと、大体1㎞あたり、5分40秒というペース。5分30秒から50秒の間で、走っていれば、何とかなるだろうと思い、GPS時計を頼りに、とにかくイーブンペースを心がけて走った。
最初の1㎞は、混雑もあり、6分半かかったけれど、その後はほぼ目標通りに走れ、5㎞までは快調。10㎞過ぎから「まだ半分・・・このまま最後まで行けるとは思えないなあ。」と何度も弱気になりながら、沿道の応援に勇気をもらい、「とにかく、メンタル、メンタル、身体よりも、気持ち・・・」と言い聞かせ、15㎞まで来た。去年、このあたりで失速し始めたことが思い出され、その時のようなきつさがなかったので、「これなら行けるかも・・・」とやっと思えるようになり、それからはあまり時計を見ないで、とにかくペースを落とさないように走っていた。17㎞過ぎでは、前回、一緒に頑張ろうと声をかけてくれた仲間についていけず、めちゃくちゃつらかったことを思い浮かべながら、「今年は行ける!」と自然に脚を前に出していた。時計を見ると5分40秒を切っていたし、このままで何とか2時間きれるぞと21㎞までは突っ走れたけど、やはり、このレースの名物、ゴールの萩ウェルネスパーク入り口からの上り坂は侮れない。坂の始まりのとき、1時間57分を過ぎていたので、2時間をきれるかどうか超微妙と思ったけれど、とてもラストスパートする力は残っていなかった。
結局、ゴールの電光掲示板が見えたとき、2:00という数字を確認してがっくり。34秒のオーバーだった。

でも、失速の去年よりは、レースとしては良かったし、自己ベストは更新したし、今日、2時間を切っていたら、来年走る目標がなくなっていたかもしれないから、良しとしよう。
ゴール後にいただける、あったかい夏ミカンジュースを飲みほしながら言い訳をしていた私である。