院長の「JoJoブログ」

横浜

2015-04-13 19:42:16投稿

年度がわりのドタバタから、桜も散って、春もだいぶ落ち着いてきたので、ブログを再開しようと思う。

週末は、産婦人科医にとっては、国内で最大の学会、日本産科婦人科学会参加のため、横浜に行ってきた。この学会、産婦人科医になって、ほとんど毎年参加しているが、規模が大きいこともあって、以前にはあった、地方開催はなくなり、全国いろいろな所へ行ける楽しみがなくなった。
学会を主催する会長は、毎年変わっても、いつも「パシフィコ横浜」で開催されていた時期があり、(どうしてそんなことになったのかは、下々の医者にはわからないが、予算とか会場設備とかいろいろあったのだと思う)そのころは、毎年横浜に行っていて、いっぱしの”みなとみらい”通になった気分だった。

羽田空港から、京急に乗り換えて、横浜駅に到着。何年ぶりの横浜かといろいろ考えていたら、そういえば、6年前の卓球の世界選手権が横浜で開催されて、観戦に来たのが最後だなと思い出す。でも、あのときは新横浜だったし、みなとみらいは、10年ぶりくらい?いや、乳がん検診学会で来たのは、クリニックを開業してからだから、その時以来?電車の乗り換えで歩いている間にいろいろと思い出にふける。
そういえば、10年以上使っている、年季の入った皮の財布は、みなとみらいのCOACHで買ったよなあ。COACHはモールの一番奥のほうで、一番手前には、チョコレートのGODIVAがあったよな。

一人で考えながら、歩いていると、すぐにパシフィコ横浜に到着。プログラムを見て、シンポジウム、講演など聴けそうなものを選ぶ。2日間の学会では、数学と生物進化学を合体させた世にも珍しい学問に取り組む、医者ではない若い東大卒の先生の講演が、一番印象に残った。
お題は、”進化学からみた、閉経、更年期”
哺乳動物において、なんと、人間とクジラにしか閉経はないのだ・・・

翌日は、学会出張恒例の早起きをして、荷物の大半をしめているウエアとシューズに着替え、いざジョギング。宿泊先の馬車道から、横浜スタジアム、山下公園へと、心地よい海風にふかれながら、あしをのばす。
都会のさわやかな朝は、建物、みちゆく人々、すべてが、洗練されているように見える。単なる田舎者のひがみなのかもしれないが、やっぱり、東京では感じられない、「ヨコハマー、たそがれー」(古っ!)の雰囲気ってあるんだよなあ。浜っこらしいしゃれたランニングウエアに身を包んだジョガーとも何人もすれ違い、散歩する犬までも、垢抜けているような錯覚に陥る・・・

そこへ、明らかに、横浜よりは、山口でよく見るタイプの、オジサン、オバサン(おじいさん、おばあさん?)軍団が、とぼとぼと歩いているのに遭遇。
何、この人たち?
こんな朝早くから”寄合”でもあるのかと思ったら、漏れ聞こえた彼らの会話の一部から察すると、どうもラジオ体操からの帰りらしい。ははーん、山下公園でみんなでラジオ体操してたのね。そういえば今7時前だから、そんな時間だわ・・・

あっという間の70分。キロ7分半くらいのスロージョギングだったけど、ちょっと都会人の気分を味わえた。
いい汗かいたあとの朝ごはんは、ホテルのバイキング。いくらでも食べられるので、せっかくのカロリー消費がもとのもくあみ。これは、いつもの出張パターンで、都会でも地方でもかわらないんだなあ・・・
     みなとみらいの夜景