院長の「JoJoブログ」

周防往還自転車道

2015-07-16 23:16:29投稿

ビンディングペダルに替えてから、梅雨になったり、体調を崩したりで、なかなかロードバイクに乗ることができなかったこの1か月だったが、今日は、台風が近づく前にと、久々に一人サイクリングに出かけた。

今のところ、ビンディング最大の弱点、シューズとペダルをとっさに外せずこけてしまうトラブルは、一度もなく過ごせてきたので(こけそうにはなった)、今日も第1の目標はこけないこと。

どこに行くとも決めず、何も持たず、自宅から1㎞走ったところで、飲み物をゲットすることに。よく使わせてもらっている、道端の自販機をめざし、止まるときにこけないようにと、目標の10メートルくらい手前から両足のクリートを外し、降りる準備万端にして、いざ、サドルからお尻をはずそうと左足に力を入れた途端、外したクリートが、ピタッとまたペダルにはまってしまい、そのまま、左側に自転車もろともバッタン。
ついに、初めての立ちごけ…
左ひじを打撲し、擦り傷をつくってしまって自分も痛かったけれど、それよりも痛かったのは、バイクそのもののケガ。
コントロールレバーが大きくまがり、後輪のクイックレリーズレバーは傷だらけ。
どこかにぶつけたわけでもない(地面にぶつかった)のに、こんなにまがっちゃって…
しばし呆然。
このままじゃ、運転できないから自転車ショップにもっていこうかと思ったけれど、この程度でまがったのなら、自分の力でもどせるかもと思い、ハンドルをもって、思い切りレバーを動かしたら、何となく元通りにはなった感じ。

ま、これなら乗れるな。と気を取り直して、再び走りだしたのはいいけど、風も強いし、またこけるの嫌だし、今日は、アップダウンや信号の少ない走りやすい道にしておくとしよう。

ということで、久しぶりに、周防往還自転車道に繰り出した。

周防往還自転車道は、防府と小郡を結ぶ山陽本線と並行して走る部分がメインで、ほぼ信号はなく、自転車歩行者専用道路なので、車もいないという優れもの。ちょっと単調で、面白みに欠けるサイクリングロードだけど、転倒と天候のリスクを考えると丁度良いと判断。

防府市の西の端、台道のあたりから、専用道路となり、すいすいと走ってはいたけれど、蒸し暑さのせいか、やたらとトンボが飛んでいて、トンボと顔面衝突。ホント、今日はついていないなと、あまり楽しくないサイクリング。
台風が近付いているので、風が強いのは仕方ないとしても、曇りだから日焼けしなくていいやと思ってたのに、急に日が照りだす始末。暑くて熱中症になってはいけないと、15㎞漕いだ時点で、500mlのペットボトルは空に。

風向きが追い風になると、時速30㎞は楽に出て、爽快になるけれど、向かい風になると、平坦なはずの道が上り坂と感じるくらい進まなくなる。最悪なのは横風で、車体がカーボン製で軽いので、ハンドルをとられてこけそうになる。とにかく、こけてはいけないと、そればかり考えて走っていると、面白くなくなる。
途中からは開き直り、今日は、ゆっくりと周防往還自転車道を満喫しようと少しペースダウンすることにした。
片道20㎞で折り返し、四辻駅で、2本目の飲み物をゲット。ビンディングを時々外して、フラットペダルにかえつつ、自転車道の道しるべを見ながら、電車との並走を楽しみながらまったりとバイクを漕ぐ。

何度も通った道のはずなのに、小さな橋に自転車の模様が入っているのに、今日初めて気づく。ほとんど、人影のない道だから、道が分かれるごとに、自転車道はこちらと、標識がたっており、よく考えると親切な道だよなぁ…
こんな、信号もない、車も来ないような自転車道が、自宅からすぐ近くにあるなんて、都会では味わえない田舎暮らしのよさ。トンボが多いのは、ご愛嬌としよう。

散々なサイクリングのスタートではあったけれど、約40㎞、走り終えるころには、久しぶりのライドでちょっとすがすがしい気分。立ちごけの恐怖はなかなかなくならないけれど、今の私にとっては、一番楽しくカロリー消費できるのは、やっぱりロードバイク。