院長の「JoJoブログ」

あなた、歩く人、わたし、走る人。

2015-10-18 20:03:36投稿

前回のブログで書いた試走の本番、第2回防府幸せますマラソンに参加した。

雲一つない青空のもと、紫外線を気にしながら、防府天満宮を出発。
一応、GPS時計をして、ペースを気にはするものの、何せ、アップダウンが多いので、平地、上り坂、下り坂をどのくらいのスピードで走るのがいいのか練習不足の身には、把握できず。
何となく、知人の背中について行ってはみたけれど、彼女とは練習量が違うので、3㎞すぎてから、これはついていく速さではないと、すぐに断念。まあ、今日は、地元の大会だから、目標は、スマイルランを通すこと、決して歩かないことと決めて、自分なりのペースで進んでいった。

5km過ぎてから、勾配のきつい坂が登場し始め、前を行くランナーの中には、歩いている人がちらほら。歩かないと決めている自分としては、走っている人をぬかす速さでは走れないけど、歩いている人は、ほんのちょっと優越感をもって、抜かしていく。心の中で、「歩くなよ」と声をかけながら。
阿弥陀寺の坂を上っていくとき、先に上に着いて、同じ道を下ってくるランナーと何人もすれ違う。数人の知人がいて、ハイタッチをして元気をもらうものの、スピードは上がらない。そして、自分が阿弥陀寺に到着して、下りに入ってみると、自分より遅く坂を上ってくる人の8割は歩いている人々。「私の走りって、歩く人にしか勝てないレベルってことなんだよな・・・」ちょっと落ち込む。

6日前の試走で間違えた道、勝負どころの、最後の長い上りに入ると、それこそ、前を行く多くの人が歩いていた。速くは走れないものの、坂を上るのは、前回の劇坂に比べれば、大したことないと、一人ずつ、抜かしていく。坂をほぼ上り切ったところの給水で、ちょっと元気がでて、後は、下る一方。
しか~し、自分は、実のところ、下りのほうが苦手。上りは、歩かない、歩かないと言い聞かせて頑張るだけなので、気持ち的には嫌いではない。けど、下りはとにかく足に来るし、スピードが出るとつんのめりそうになって怖い。自転車の下りは楽なんだけど、ランの下りは、楽だとはとても思えず。
1km以上続く下りを狭い歩幅でちょこちょこおりて行っていると、上りで自分が抜かした人々にどんどん抜かされていく。
「あんた、さっき歩いてたじゃん。何でそんなに速く走れるん?」声に出さず、文句を言う。

長い下り坂のあとは、天満宮に帰っていく平地のみ。ラストスパートと思いきや、もう、そんな余力はなし。前にも後にもあまり人がおらず、歩いている人をひとり抜かしたくらいで、最後の最後までスピードは上がらず下がらずの状態で無事完走。
一応、自分としては、このくらいかなと予想していた1時間40分は切れたし、歩かず笑顔でゴールも達成。
6日前の筋肉痛がやっとおちついたと思った老体に、また再び同じ痛みが襲うことは、ほぼ間違いないけれど、地元の大会だから、来年はもう少し練習して出たいなと今は思っている。