院長の「JoJoブログ」

28年前

2016-06-13 22:09:14投稿

                                              

この週末、山口市の維新公園体育館で、第62回中国四国医歯薬学生卓球大会が山口大学医学部卓球部の主管で、開催された。山大卓球部出身の私としては、近くで開催される後輩の試合なので、ちょっと応援と差し入れに行ってきた。

医歯薬学生というのは、医学部、歯学部、薬学部の学生ということで、医学科だけでなく、保健学科などの、看護師、技師などをめざす医療関係の学科は全部含まれるので、意外と、人数は多い。中国5県、四国4県の国立大と、倉敷の川崎医大を含めた全10大学の学生たちが、卓球を通して、親睦を深めるのが大会の目的の一つ。

第62回とあるように、結構、伝統的な大会で、私が学生だった28年前も、山大医学部卓球部の主管で開催された。その時、私は、主将、主務などの幹部学年で、中心となって大会の運営を行った。後にも、先にも、山大医学部卓球部の歴史の中で、たぶん、最強の時代だったので、自分たちが主管で大会を開催したとはいえ、男女団体、男女ダブルス、シングルス、混合ダブルスの全7種目、すべてで山大が優勝するという、前代未聞の好成績で大会を終えた。もしかすると、自分の短い卓球人生の中で、最高の大会だったかもしれない。
当時の医学部の学生は、今の学生に比べると、はるかに、勉強しなくてすんだ(と思う)ので、私なんかは、学生時代の6年間、おそらく、勉強時間の何倍もの時間を、卓球に費やしている。今にして思えば、卓球のレベルとしては、ものすごく低かったけれど、当時の自分の中では、精一杯練習していたし、大会に臨むときも結構本気だった。

そんな、私の青春時代の思い出のつまったこの大会、ちょっと懐かしさも期待しながら、今回みにいってみたけれど、はっきり言って、ちょっとがっかり。
まず、選手たちの半分強は、ゼッケンをつけていないので、誰が誰だか判別できない。幸い、山大の学生はゼッケンをつけていたけれど、誰一人つけていない大学もあった。団体戦なのに、選手のユニフォームがそ全くそろっていない大学もあり、これもまた、寂しい。まぁ、ユニフォームをそろえるには、お金がかかるので、仕方ないとは思うけれど、ゼッケンなんて、手書きでも何でも、その気があれば、すぐに作れるのに、結局その気がないってことなんだと感じた。
応援の雰囲気も、28年前は、ベンチにいる選手も、声が枯れるほど大声を張り上げてそろって「よーし、よし、よし」とか言ってたけれど、そんなムードはあまりなかった。

体育会部活の全国大会につながるような公式戦と違い、医歯薬学生のみの、サークルといっていい部活動の一環の試合で、そんなに本気になってどうするん?と平成生まれの学生たちにはいわれそうだけど・・・
俺たち、楽しくやってんだから、そんなに勝負にこだわる必要ないじゃん・・・と思っているだろうけど・・・
28年前、スマホもSNSもない時代、本気で卓球やってたもと学生としては、もう少し気合入れてほしいなぁ、と思ってしまうのでありました。