院長の「JoJoブログ」

ケガがほぼ治ったのでブログを再開します

2016-11-13 20:15:48投稿

 9月の連休に右手首(橈骨と尺骨)を骨折、手術による固定をうけ、9月中は一部の診療を制限していました。患者さまには、大変、ご心配、ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。

何とか完全休診はせず、10月に入ってからは診療はほぼ普通にこなしていましたが、1か月以上、箸を使ったり、顔を洗ったりなどの小さな日常の動作が、まともにできない生活で、11月になって、ようやく大抵のことは普通にできるようになりました。ただ、手関節は完全に曲げることはできず、手で体重を支えるのもまだ無理で、握力が完全に戻るには半年近くかかるようです。

けれど、いつまでも、怪我を言い訳にはできないので、骨折前にやっていたことは、すべて再開することにしました。このブログもその一つです。

脚は元気だったので、走ることはできたのですが、腕を振ることができないし、とても運動をする気分にはなれなかったので、1か月半の間、1メートルも走ることはありませんでした。この5年間で1か月以上走ったことのないことは初めてで、運動不足による体力の低下が不安だったので、今月に入ってからは、ウオーキングをはじめました。そして、今日、2か月ぶりに自転車にも乗りました。ブレーキハンドルをしっかり握れるかどうかが一番の心配でしたが、やはり、まだ急ブレーキをかけるのは無理で左手に頼らざるを得ませんでした。普通にゆっくり走る分には問題ない感じなので、少しずつ乗る回数をふやしていくつもりです。

何でも、失ってからそのありがたみがわかるといいますが、普段、自分は(誰でも同じでしょうけど)いかに、多くのことを右手でしているんだなと実感する2か月でした。そして、ほんの少しずつ、痛みが減って、できることが増えていく喜びも実感しました。車の運転では、ほぼ左手1本でハンドルをまわしていたのが、右手でもわずかずつ回せるようになっていくことを、毎日回せる角度が大きくなることで、自覚することができたし、ペットボトルのふたが開けられただけでも、喜ぶことができました。

骨折なんかするものではないですが、不注意を悔やむだけでなく、経験を無駄にせずに過ごしていこうと思います。