院長の「JoJoブログ」

品川

2016-12-19 19:03:47投稿

この週末、乳腺画像研修会に参加するため、東京に行ってきた。
会が開かれた場所は、品川。

品川というところは、交通の要所でもあるため、催し物が開かれることが多く、年に数回東京に行く私の中では、都内で一番訪れた回数の多いところではないかと思う。今年も、7月に行ってきたし・・・
クリニックを開業してからの10年でも、10回くらい行っているような気がする。

そんなこんなで、今回も、「また品川かぁ・・・」って感じだった。
だけど、よく考えてみると、いつも品川といえば、品川プリンスホテルで何かがあるだけ。実際、品川をよく知っていると思っていたけど、知っているのは、品川駅高輪口周囲のみ。実際のところ、品川のことなんて何もわからないことに気づいた。

そこで、今回、出張恒例の早朝ランを品川埠頭方面で決行することにした。

朝、明るくなってからジョギングウエアで、ホテルを飛び出す。山口に比べると、東になるので、日の出の時間が早い。7時前に高輪口から駅構内に入り、港南口へ。日曜日の早朝とはいっても、すでに始発の新幹線も出ているし、それなりに人は通っているので、駅構内をジョギングするのはどうかと思いつつ、速足で駆け抜ける。駅を出ると、すぐ交番があり、そこに地図があったので、見に行く。別に警察に用事があるわけではないんだけど、お巡りさんが立っているので、不審に思われないよう、やたら元気よく、「おはようございまぁす」と声をかける。
フムフム、左にいって、右に曲がれば、埠頭にむかう橋をわたれるのね。

地図で大体の方向をつかんでから、走り出す。冬晴れの朝、寒いけど、走るには快適な気温。駅周辺に飲み屋街がちょっとあり、高輪口とは全然違う雰囲気なんだとわかる。24時間営業の、ラーメン屋に牛丼屋がならび、早朝だというのに、お客さんが複数。さすが、都会はちがうよね。田舎でこんな店、24時間営業しても、だれも入らないけどねぇ・・・
勝手なことをいろいろ思いながら、海の方向へ。
飲み屋街を過ぎると、人も車もほとんど通らず、大きな建物が増えてきた。時折、トラックが行き交う先に、物流の会社が立ち並ぶ。埠頭から船で物を運ぶんだろうな・・・

河口に近いと思われる、川を渡る橋を越えていくと、「品川埠頭」と書いてある信号機。このあたりが埠頭なんだな。とにかく海まで行ってみよう。
と、海辺の景色を期待しつつ、走ってはみたものの、なんせ、トラックのたくさんとまった、だだっ広いスペースが、海と道の間に広がっていて、海はみられない。海沿いの土手を私は走りたいんだけど。
遠くの対岸には、有名なフジテレビの建物が見える。品川とお台場って、こういう位置関係なのか・・・近くまで行って海と一緒にうつるフジテレビの景色を写真にとらなきゃ。
海に直接出られる道を探していくも、どうも海辺の道はすべて物流の会社の敷地のようで、ワンブロックごとに、違う会社が並び、”関係者以外立ち入り禁止”とあちらこちらに書いてある。
喉が渇いたので、通りにあった自販機で、飲み物をゲット。自販機の横に、小さな門があり、開いていて、誰もいない。ここからなら入ってもいいかな。日曜の朝だし、仕事してそうな人はいないし、海見るだけならいいよな。とひとりごとをつぶやき、トラックが数台とまっている、広大な駐車場?と思われる場所に駆け出していった。20m位走ったところで、背中の方から、オジサンの声。「関係者以外は入らないでください」
なんだ、管理人さん、日曜の朝に仕事してたの?こんなに朝早くから働かなくてもいいのに・・・と思ったが、しかたなく、「すみません」といって、敷地の外に出た。

結局、海は遠く、直接見ることはできず。時間もなくなったので、品川駅に引き返すことに。
あぁ、不完全燃焼の品川の朝・・・