院長の「JoJoブログ」

永田町

2017-02-20 13:21:28投稿

この週末、乳房超音波講習会に参加するため、東京に行ってきた。
会場の近くに宿泊したのだが、その場所は、永田町。
そう、日本の政治の中心地である。

永田町と言えば、毎日のように、ニュースで、「永田町にいる〇〇記者から伝えてもらいます。」などといつも聞いているような気がするので、街の名前としては、なんだが、なじみ深い。でも、30年以上まえの、高校の修学旅行で、国会議事堂に入ったような記憶はあるけれど、それ以外におとずれた事はない。ま、庶民としては当たり前・・・

そこで、今回の出張恒例、早朝ジョギングは、日本の中心を見てまわるのだと、楽しみにしていた。
東日本の夜明けは早く、6時半には外はもう明るい。ホテルの部屋で、カーテンを開けると、目に飛び込んできたのは、青空に映える日の丸。そこは、自由民主党の本部だった。
「う~ん。さすが、永田町」

さっそく、ジョギングウエアに着替えて、ホテルの外に出る。角を曲がると、いきなり、警察官が複数いて、「検問中」の立て札。日曜の朝早くから、検問だなんて、やっぱちがうなと感心しつつ、ふとみると、すぐそこに見慣れた建物。言わずと知れた、国会議事堂である。
道の反対側をみると、参議院議員会館とある。
なんだか、ホントにここは政治の町なんだとちょっとウキウキ。


その後も、雲一つない気持ちのよい青空のもと、走っていたのだが、信号機ごとに、”警視庁”マークの制服を着た人々。初めは、永田町だから仕方ないのかと思っていたが、あまりにも、数が多く、機動隊のよく見る青いバスの数もどんどん増えてきて、「これは、今日、何かあるに違いない」と確信。少し、不安になりながらも、気持ちよく走っていると、内堀通りに到着。皇居と、国会議事堂って、こんな目と鼻の先にあったんだ・・・皇居は何度も走ってるのになぁ・・・
 
今回は、皇居ランはしないし、どっちに行こうかと迷いつつ、適当に道を曲がる。半蔵門のそばには、国立劇場。ここが、歌舞伎をみるところなのね。死ぬまでに一度は観劇したいなぁ。


更にとろとろ走っていると、何やら門の前に警視庁の人々と普通の服を着たオジサンたちが集まっている。ここで何かあるのかしらん?と建物の文字をみると、それは「最高裁判所」

うわっ。ここが最高裁!

そうか、今日は何か重要な裁判があるに違いない。だから、警察が多いんだ。と、勝手に納得。最高裁の門の前につながる道には、一般の車の列。裁判の傍聴かな・・・


その後、ホテルの方にむかって、走っていると、最高裁を離れても、警視庁の人々の数は増える一方。出るときにはいなかった、警察車両の列が、ホテルの前の道を占領しているし、バリケードを持った人もいるし・・・
これは、裁判と関係ないんでは?と思いつつ、とにかく、気になるので、意を決して、若くてたよりなさそうな警視庁マンに声をかけた。
「今日、何かあるんですか?」
「全日本教職員組合の大会なんですよ」
「あ、それでね・・・お疲れ様です」
ようやく、不安が払拭され、ホテルにもどる。日本の中心、永田町の朝ランは、警視庁の人、100人以上をみかけるという、重々しい雰囲気の中で終了。
警察って大変ね。