院長の「JoJoブログ」

成人の日

2018-01-09 22:02:04投稿

 今年の成人の日は1月8日。

昔は、1月15日と決まっていたけれど、最近は、第1月曜なので、正月の続きのような感じだ。
個人的には、1月15日が成人の日だったころ、20歳はとうにすぎていたけれど、本当の意味で成人したという思いを込めて、20数年前の1月15日に入籍をした。その後、成人の日が1月15日に固定されなくなった時、結婚記念日が成人の日ではなくなり、まあ、私たち夫婦の記念の日なんてそんなもんだよなと思ったものだ。

そんなことは、さておき、山口県の多くの市町では、本当の成人の日ではなく、3連休の真ん中で式が行われる。都会の市や区では、成人の日に行うことが多いみたいだけど、田舎は実家に帰ってきやすいように、前日が多いようだ。結局、記念日的な要素がないのが、成人の日ということなのかなぁ。
これまた、個人的なことだけれど、その連休の真ん中で、我が家の大学生の次男も成人式を迎えた。親としては、子育ての卒業式といってもいいけれど、一人前になったといえるのは、やっぱり社会人になってからだし、実際、一人暮らしをしているとはいえ、親が仕送りをしているのだから、親業はまだ卒業ではないのかも。
当日、女の子が式を迎える家庭では、まだ真っ暗な早朝から、着付けにメイクに髪のセットと大忙し。昔から続く、日本の伝統行事で、一生に一度の大仕事のようで、一般的には、女の子とその親は、感慨深いものがあるようだ。ただ、自分が20歳のときは、振袖に使うお金があるのなら、安くていいから車が欲しいとのたまい、そもそも振袖禁止全盛期のころだったこともあり、晴れ舞台のイメージなどまったくなく、成人式の写真なんて1枚もない私。それから数十年たったわが息子の成人式はといえば、大学の入学式で着たスーツを着るだけなので、自分に娘がいたらどんな気持ちなんだろうとTVニュースに映るお嬢様たちを眺める。

おそらく成人の日にあわせていたのだろうけれど、NHKで18祭という18歳の男女1000人と人気バンドが共演をするというドキュメント番組を放送していた。偶然、つけたTVでやっていて、ついつい見入ってしまったのは、大人でもない子供でもない18歳の若者たちの熱い魂が映し出され、青春っていいよなと、昔の若者の立場でうらやましくなったからだ。なんやかんやいいつつ、私にとって、親として最後の成人の日だったので、いろいろ思うことの多い1日だったのかもしれない。