院長の「JoJoブログ」

御誕辰祭

2018-08-05 23:44:03投稿

防府市民になって、もう18年にもなるのだけど、なにせ、好き好んで住むことになった町でもなく、親戚の1軒もあるわけでもなく、いまだよそ者気分でいる自分。

防府といえば、防府天満宮と種田山頭火くらいしかないけれど・・・

山頭火については、句碑巡りをすることになって、いろいろ調べたこともあるし、山頭火の句のかるたを持っていて、子どもたちと句を覚えたこともあるので、そこらへんの防府市民よりは知識はあるつもり。

天神様については、これまた、自宅から1kmちょっとしかないというのに、詳しいことはしらない。初詣、裸坊といった大きなお祭り以外にも、1年中、色々な行事が行われているのに、あまり参加したことはなく・・・
その一つが、夏祭り。

この週末、8月3日から5日がお祭りだったということも、新聞を見て気づく始末。毎年、8月5日に花火大会があり、花火の音が聞こえ始めてから、「あ、今日、花火だっけ?」という程度。
花火も、自宅のベランダから見えるので、わざわざ見に行くほどではないし・・・
でもでも、今年は偶然、さしたる用事もない週末だったので、ちょっと見に行くかと思い立ち、突然、土曜の夜に、ランニングシューズをはき、懐中電灯だけもって、走り出した。

だけど、そもそも、万灯の夕べって、何のこと?
ちょっと、ググってみる。
天満宮の、ホームページによると・・・
「御誕辰祭とは御祭神 菅原道真公のお誕生日をお祝いするお祭りです。道真公は承和12年(845)陰暦6月25日のお生まれで、その年の陽暦は8月5日にあたります。当宮では8月3日から5日までの三日間、花火大会・万灯の夕べなどさまざまな奉祝奉納行事が行われ道真公のお誕生日をお祝いします。」
ふむふむ。結局お祝いなのね。

1kmちょっとをジョギングし、参道の下につくと、汗びっしょり。

ま、普通、走ってくる人はいないか・・・
汗だらだら(暗いからだれからも見えないと信じ)で、参道を歩く。
けど、参道に並べられた灯りの列は、一見の価値はある。ろうそくは100円で、灯っていないところに自ら灯すことができるらしいけど、なんせ、現金を持たずに来ているので、それもできず。
石段を上りきると、門の前両側にも、ろうそくが並べられ、子どもたちの書道作品で飾られていた。18年も住んでいて、初めてみる景色。
お賽銭ももっていないので、少し離れたところから、お辞儀をしてお参りだけ済ませる。
来年は、せめて、お賽銭くらいはもって来よう。と、やっぱ毎年きてあげなきゃという気持ちになっている自分に気づき、階段を下りた。