院長の「JoJoブログ」

S/Jリーグ

2019-02-03 22:50:22投稿

 節分の日の今日、防府市スポーツセンターに、バドミントンの試合を見に行った。

JTBバドミントンS/Jリーグ 山口大会が防府であるというので、バドミントンのちゃんとした試合を見たことがない私は、トップ選手の試合を見られるとあって、またとないチャンスと思って出かけてみた。
地元山口の女子チームACT SAIKYOがメインとはいえ、男子もあるから迫力あるだろうなとは思っていたが、2コート使ってするって、どゆこと?という不安を抱きながらの会場入り。
試合開始1時間前くらいに、会場に入ると、開始式がはじまっていて、電気の消された暗い会場に、スポットライトがあたって、選手入場。レーザー光線が回っていたり、大きなスクリーンが特設されていたり、DJ音楽が響き渡っていたりなど、さすがにプロの試合なので、これまで、市民戦レベルのスポーツの試合でなじみのあるソルトアリーナとは別世界になっていた。
一通りのセレモニーがすんで、やっと試合開始。女子のACT SAIKYO 対 岐阜トリッキーパンダースで、試合はダブルス2試合とシングルス1試合。両チームとも、今期まだ勝ちがないとのこと。なんといっても、岐阜トリッキーパンダースには、現在女子ダブルス世界ランク1位のふくひろペアがいるので、彼女たちをみるために来た人が多かったみたいだ。
ACT SAIKYOには応援団がきていて、太鼓もありの、小規模ながら結構本気の応援が繰り広げられていた。
そして、いよいよ試合開始。バドミントンは全く素人の私だけど、レベルの高い選手のスポーツというのは、どんなスポーツでも面白さが伝わってくる。ワクワクしながら観戦していると、1試合目のダブルスでACT SAIKYOが1セットとったところで、場内アナウンス。

「只今より、男子の試合を開始します。」
同じプロリーグの試合なのに、男女で同時にするって、なんだか違和感あるなというのもあり、しかも、明らかに今回は女子がメインで男子がおまけのような扱い。ホームアンドアウエーというのはよくあるけれど、それとこれはちがうんでねーの?という気分になった。
女子の試合、応援が響き渡る中、隣のコートで淡々と始まった男子の試合。男子選手への応援はごく一部で、審判の声をはじめ、男子の試合に関する音はほとんどACT SAIKYO応援団の音にかき消されている。
10年前、横浜で開かれた世界卓球を見に行ったとき、二つのコートで、日本人選手の試合と、外国勢同士の試合が並んで行われ、1万人の観客のほとんどが、一つのコートしか見ておらず、隣のコートの選手が可哀想だなあと思ったのを思い出した。

そして、女子は、ダブルス、シングルスとACT SAIKYOが勝ち、あとは消化試合となった第2ダブルスだけだけど、世界1の福島/広田ペアが登場するとあって、これまた女子は盛り上がった。
実際、男子のシングルスは、ジュースになって接戦だし、こっちのほうが試合としては面白かったのだけど、女子の試合が終わると会場はとてもざわざわして、観客の3割は退場。そんな中でも繰り広げられる男子の試合。
バドミントンの試合というのを見たこと
がないので、他でもこんなもんなのかもしれないけれど、2コートで、優劣の扱いのある試合はプロとしてはやめた方がいいんでないのというのが、今回の一番の感想。