院長の「JoJoブログ」

2019-04-07 23:01:57投稿

新年度の始まり。
新しい生活を始めた人たちにとっては、目まぐるしく、緊張連続の毎日だったに違いないこの1週間。
わがクリニックにとっては、例年通り、年度末の駆け込み検診受診の患者さんが減って、久々にゆうな日々。

今年は、4月に入ったとたん、花冷えとなり、桜が開花してから、満開までの日数がながく、2週間にわたって、お花見OKの日が続いている。
開院してからは、行事としてのお花見に参加することはないし、開催もしていないので、毎年、桜の季節は、近場の道端の木々をめでるのみ。学校、川岸、ご近所さんの庭まで、我が家の半径1㎞以内に、何本の桜の木があることだろう。さらに、ちょっと車で走れば、桜並木が続く場所もたくさんあるし、この季節でなければ、気づかないんだけど、蕾が膨らみ始めると、桜の木って多いんだなとあらためて感じる。そして、植物にはうとい私も、多くの日本人と同じように、桜が咲くと、きれいだなあ、春だなあ、新しい季節だなあとなんとなく心が洗われる気持ちになるのだ。実際、天気予報では、3月に入ると、開花予想から始まり、桜前線などという言葉で、いやおうなしに、桜の季節ということを意識させられる。そういえば、梅前線とか、桃前線とか、聞いたことないし・・・

そんなこんなで、桜がきらいな人はいないと思うんだけど、私にとってこの春は、特に桜を意識する春になった。というのは、クリニックで緑のお世話をしてもらっている園芸店から、桜の盆栽を買ったからだ。2月ごろに、「鉢植えの桜どうですか」という広告文に乗せられ、院内に桜が咲いたらいいなと一鉢購入。やってきたときには、小さくとても硬そうなつぼみがたくさんついていて、これが全部咲いたらきれいだな、ホントに咲くんかいな、と期待と不安が入り混じっていた。そして、園芸店に言われた通り、毎日、たっぷりの水をやり、明るいところに置いて、あとは花が咲くのを待つのみ。毎日眺めていると、だんだん、つぼみに色がついてきて、膨らんできたと思ったら、3月の2週目にはつぼみが開き、次々と咲いて、3日目には満開。そして、気づくともう花はなくなっていた。一才桜と呼ばれる品種で、小型で早く咲くタイプということらしいけど、その後は、世間の桜が咲く季節。

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クリニックの外では、ランニング仲間と、先週末は、旧山口市内のお花見ラン、今週末は、徳佐の桜まつりにでかけ、ついでに選挙会場の小学校に行ったら、ここも満開。今年ほど、よく桜を見た春もないなと思うくらい。

花冷えが終わり、桜も終わり、ようやく冬物を片付けて、春本番。来年も咲いてほしいなと、葉っぱだけになった鉢に毎日水をやりつつ、残り少ない平成の春を大事に過ごしたいと想う4月だ。
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