院長の「JoJoブログ」

衣替え

2019-05-19 21:50:32投稿

地球温暖化によるものと思われる異常気象が頻発するようになってから久しいけれど、平成から令和にかけての今年の春は、気温が急に高くなったり、低くなったりして体調管理もままならない。

北海道では、4月下旬に7月なみの気温といっていたら、次の週には雪が降るなど本当に大変そうだった。瀬戸内地方は、北日本ほど激しい変化はないものの、5月初めに真夏日になるなど、このまま本当の夏が来たらどうなるん?というほどの暑い日があった。
そんな5月というのに、自宅の自室には、現在もストーブを出しっぱなしにしている私。寒がりなので、毎年4月くらいまでは出していて、連休の終わるころには、さすがに5月だからしまわないと・・・と納戸に片付けるのだが、その理由は、大抵、暑くなって、風呂上りなどに扇風機を使いたくなり、扇風機を出すかわりに、ストーブをしまうという、単純なもの。一応、電化製品は、場所をとることもあり、チョー面倒くさがりの私でも、ストーブと扇風機を同じ時に同じ部屋に置いているということはない。

けれど、着るものとなると、電化製品ほどはっきりと夏と冬にわかれているわけではないし、クローゼットが二つあるわけでもないので、完全に一つのクローゼット、おなじタンスに、夏物と冬物が共存している我が家。
四季のはっきりした日本の風習に、”衣替え”というものがあるけれど、1週間で四季が日替わりできたような異常気象では、なかなかある日を境に冬物をやめて夏物にするというのは、できない昨今。
昭和の時代、自分の子供時代には、母が、「今日は衣替えするよ」といって、押し入れの天袋から衣装箱をだして、タンスの中身と衣装箱の中身を入れ替えるのを手伝わされていた。学校の制服も、6月1日からがらっと変わっていたので、いやおうなく、今日から夏~という気分になっていたものだ。最近の学校の制服も一応、冬服、夏服とあるけれど、6月1日できっかり替えるということはなく、多くの学校では、1か月くらいの移行措置をとっているみたい。会社や役所では、5月に入るとクールビズとか言ってるし、昔ほどの季節感はない気がする。
自宅を離れ、一人暮らしをするようになってからは、面倒というのがまず先にたち、着るものもそれほど持っていないこともあって、夏物と冬物を入れ替えるようなことはしなくなってしまった。そもそも天袋なんてものは、今どきの家にはないし、平成生まれのうちの息子たちは、”衣替え”というものがどんなものであるのかをおそらく知らないと思う。聞いてみたことはないけれど、”衣替え”という言葉さえ、知らないかも。

半そでじゃちょっと涼しく、冬物では暑い今の時期。着るものに悩む日が多いけれど、とりあえず、片付いていないストーブを眺めつつ、そういえば、衣替えってしないなーと思いにふける5月の休日。