院長の「JoJoブログ」

2019年の終わりに

2019-12-29 20:54:15投稿

NHKのテレビ番組「所さん、大変ですよ」の中で、世代間の考え方の違いが取り上げられていた。
中学、高校時代、所ジョージの大ファンで、よくラジオを聞いていた私としては、当然、世代は所さんより。若い人が、毎日進歩しないと面白くないという中で、昨日と同じが嬉しいという中高年。
最近、つくづく、この”昨日と同じ”がいかにありがたいかということを感じている私は、うんうんとうなずいていた。

毎朝、クリニックに出勤したあと、スタッフが出勤してくるまでのしばらくの間、ルーチンとして、窓の外を眺めることにしている。市内で一番高い大平山のほうに目をやり、天気によって、山の稜線がきれいに見えたり、曇って全く見えなかったりするのをしばらく眺めている。そうしていると、すぐそばを走る山陽本線の4両編成の黄色い列車が通りすぎる時刻。田舎の路線だけれど、朝のこの時間は、通勤、通学で、まあまあ乗客が多い。その3分後に、貨物列車が通る。
大学時代、線路沿いのアパートに住んでいた私は、電車の走る音を心地よく感じるほうなので、線路沿いにクリニックを開くことができたのは、何かの縁なのかなと思っている。
ああ、今日も同じ時刻に、おなじ電車が通って、昨日と同じ1日のはじまりだなぁ。毎日同じこと、当たり前のことができて、ありがたいなぁ。あと、何年、この生活がつづくのかなぁ。と、ほぼ毎日のように思いながら、朝の一人の時間を過ごしている。

多くの災害があった今年。被災した方々が異口同音におっしゃるのが、「毎日同じことが当たり前のようにできることが、どんなに幸せなことか」
本当に、今年1年、クリニック内も家庭内も大きなトラブルなく、無事に毎日同じように過ごせたことに感謝したい。
昨日と同じように無事に過ごせる1日が今日も、明日も、来年も・・・
今年1年、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。