院長の「JoJoブログ」

国会中継に思う

2021-02-04 23:55:42投稿

現在、通常国会開催中で、毎日、ニュース番組の中で、国会審議のごく一部が報道される。ホント、ごく一部・・・でも、実際には、大昔から国会審議は、NHKで朝から夕まで生中継されており、たまに、テレビをつけたときにそれを見ることがあるけれど、少なくとも、1時間以上続けてじっくり見たことはない。
日本国民の中で、どれほどの人が見ているのか、わからないけれども、今日は、休診で、午前中に時間があったので、衆議院予算委員会の中継を、9時の開始時間から2時間くらい眺めていた。
というのも、コロナ禍の色々な問題で、政治の重要性を今更ながらに考える今日この頃、もと官僚の著者が書いた本を電子書籍kindleで数冊読んだので、国会の質疑応答の準備に、霞が関の人たちがどれだけの時間を割いて、どれだけの苦労をしているのかを考えてしまったからだ。
千葉康裕著「ブラック霞が関」(新潮新書)では、官僚たちの仕事は、公務員だから9時17時で終わると思っている国民が多いが、実際には、7時27時なんてザラという勤務実態について、問題提起している。
特に仕事が深夜に及ぶのは、国会開催中で、翌日の国会質問の中身を作るのは、ほとんど官僚で、翌朝の国会開始前までに、質疑応答の内容を決めて文字にし、コピーして配らないといけないのが、一番ブラックになる理由だと書かれていた。
国会中継をみていると、実際に、閣僚、議員の質疑応答は、ほとんど紙に書かれているものを読んでいるだけに近い。しかもほんとに「紙」
これが、タブレット端末になるだけでも、官僚の仕事が減るのにということが、著書に書かれていたが、学校の授業をタブレットでやろうぜと言っている国会が、紙だらけというのは、確かに問題ではないのかしらん。
昭和の受験生は、何度も何度も辞書をひいて、辞書が手垢で汚れているかというのが、ひとつのステータスだったけれど、今時の受験生の机の上には、辞書どころか、参考書や問題集などはないのだ。問題集を買ったとしても、その問題集のはじめのページにあるシリアルコードを入力すれば、タブレットにダウンロードできて、紙の本は不要になる仕組み。要領のいい奴は、その不要になった紙の本をメルカリで売るらしい。う~ん、昭和の人間には考えも及ばない・・・
デジタル庁も創設されたことだし、これから紙媒体はどんどんなくなっていくのだとは思うけど、まずは、国会だよなーと、朝から中継をみながらブツブツ言う私。
肝心の審議の中身についても、個人的には色々言いたいことはあるけれど、ここでそれを記すのは本意ではないので、やめておく。ただ、質問をうける大臣の机にだけ、アクリル板がある意味があるのかな、とか、後ろのほうにいっぱい座っているおじさんたちのソーシャルディスタンスはどうなってんのかな、とか、感染対策にしても、紙媒体にしても、まずは、国会が見本を見せてくれるべきだと思う国民は多いんじゃないかなと思った次第であります。