院長の「JoJoブログ」

萩城下町マラソン

2021-12-13 23:12:44投稿

この日曜日、3年ぶりに、萩城下町マラソン大会に参加した。
この大会は、ハーフマラソンで萩市内の名所を走って回る人気のコース。私のランニング人生(というほどのものでもないけど)の原点ともいえる大会で、2011年に初めてハーフを完走したのが始まり。毎年参加していたけれど、昨年は感染拡大で、大会が中止。一昨年は、仕事の都合で不参加。
コロナ禍になってから、ランニング大会がほとんど開催されていなかったこともあり、大会へのエントリー自体が、去年11月に佐波川ロードレースに参加して以来という自分。数年前からは、とにかく、健康のために走ると決めていて、タイムを競う気持ちはないけれど、参加するからには、目標は、後半にペースダウンせず、笑顔でゴール。そして、去年の20㎞のレースが、㌔6分で、ちょうど2時間だったので、今回も同じくらいでいければOKとした。でも21.0975㎞という微妙な距離なので、㌔6分だと、2時間7分くらいで行けるはず。決して、2時間切りなど狙いません。
自己申告のゴール予定タイムによって速い順にスタートブロックが6つにわけられ、わたしは、5つ目のEブロックから10時にスタート。
スタート直後は周りの人達に惑わされがちなので、GPS時計を再々見ながら、㌔あたり、5分45秒になって、「速すぎるぞ」6分20秒になって「もちょっと急がなきゃ」などとうろうろしているうちにすぐに1㎞。タイムは6分5秒。いい感じじゃん・・・
そんなこんなで、だんだん自分のペースがおちついてきて、とりあえず5㎞地点近くで、ランニング仲間が応援しているといううわさを聞いていたので、まずは5㎞まで頑張るぞ!と走っていったけど、5㎞の給水地点を過ぎても、沿道にその姿はなし。「なんだ、来てないじゃん」とやや気分落ち込み気味になって、時計を見ると、6分15秒。「麻紀さんよぉ、落ち込んでる場合じゃないよ」と言い聞かす。
8kmくらいから続く、菊が浜の波打ち際は例年通り、風が強く、汗びっしょりの体が冷え、「やばいなー」と、またまたペースが10秒ダウンするも、海沿いから城下町に入ると風がなく、いい感じでペースアップ。そして、この大会の一番のお気に入り場所、田町商店街に突入。狭いアーケードの中、お店や近所の人たちが、両脇に並んで、ずっと応援してくれ、その声が、響き渡っている。「がんばれ、がんばれ」の合唱が、まるで自分ひとりに向けられている気分になり、不覚にも、走りながらうれし涙。「応援してもらうって、こんなに嬉しいことなんだなぁー」と、足取りも軽く、商店街を駆け抜けた。
しかぁ~し・・・その先、10㎞の給水地点にさしかかると「飲み物なくなりましたぁ。すみませーん」と、ボランティアの高校生の声。本来なら水の入ったコップが並んでいるはずの机の上には、何もなし。
マジ!?まだ半分しか走ってないのに、これから給水なし?あり得ん!!私、そんなに遅い?給水って、速い人たちためだけにあるの?毎年より参加人数少ないから、ケチったわけ?なんでよぉ・・・と声に出さずに(あ、小さく声出してたかも)文句を言いまくりながら走っていると、指月公園の入り口に、見覚えのある顔が・・・5㎞あたりにいると言っていた友人が応援に来てくれていたのだ!思わず、手を振って笑顔。そして、ついでに、「給水切れとったんよ。あり得んと思わん?」と主催者側とは無関係の相手に愚痴る。
そんなこんなで、城跡に入っていくと、毎年必ず応援に出てくれている有名なお店のおばちゃんの声。これまた、めちゃくちゃ嬉しくなり、「毎年、ありがとうございます。」と本人に声をかける。
12㎞を過ぎると、後半戦も本番。時計を見るたび、5分57秒から6分5秒の間で、完璧なイーブンペースを保っていたけれど、水なしでどこまで行けるかなと一抹の不安も・・・14㎞地点の給水箇所で、コップがたくさん並んでいたのを見たときには、「よかったぁ。ずっと水なしじゃなかった・・・」と、アクエリアスを2杯いただいて、元気100倍。(ホントは1.5倍くらいかな)
その後は、15㎞地点の萩市民病院を目標の11時半ちょうどに通りすぎ、ほとんど時計を見なくても、脚がつったり、こけたりしなければ、このままのペースでゴールできるなという自信が確信に。(松坂か!)そして、あと5㎞、4㎞と、表示が変わってからも、ほぼ㌔6分を守り、ゴール会場のウェルネスパークが見えてきた。公園の入り口から続く坂は、これまでのコースから変更されて、800mくらいあり、「20㎞走ったあとの上りは、流石にキツイぜ」とまたまた声に出さずに文句を言いつつも、ラスト100mは全力疾走。そして、予定通りの2時間6分ちょっとでゴーーーール!!

後で、記録を見ると、時々気持ちが沈んで、ペースが落ちたり、応援されるうれしさで速くなったりはあったものの、最初から最後まで1㎞毎に6分±5秒で走れていた。私、結構やるじゃんと、決して速いタイムとは言えないけれど、自分としては大満足の、21.0975㎞でした。