院長の「JoJoブログ」

春の訪れ

2022-02-28 20:48:20投稿

2か月前に右手を怪我し、ブログの更新をしていなかったけれど、北京オリンピックも終わったし、右手の固定も外れたし、寒さも峠を越えたみたいだし、春の訪れとともに、ブログを再開しようと思う。

春の訪れと言えば、花粉とともに・・・
この2月は、例年になく気温が低く、花粉の飛散があまりなかったようだけど、天気予報によると、今日あたりから「多い」「非常に多い」が連発されるらしい。
昭和の時代には、花粉症などというものは、あまりポピュラーではなかったけれど、平成の時代とともに年々患う人の数が増え、令和の今は、もはや国民病。テレビのCMでは、製薬会社各社が、抗アレルギー剤の宣伝に忙しい。耳鼻科では、脱感作療法も保険適応になり、長期的な治療をしている人もちらほら。
私はと言えば、医者になった翌年の春に発症したので、既に花粉症歴は、30年を超える。毎年1か月間は、抗アレルギー剤を必ず飲んでいるので、そこまで困ることはないけれど、鼻と目がムズムズしてくると、「春だなあ」
そして、久々に気温の上がった昨日は、久々にクリニックの西側の田園地帯をジョギング。
夏は稲穂で美しい田んぼだが、今の時期、あたりはほぼ茶色。まだ、春は遠いなあと思いつつ走っていると、麦畑の緑が広がっていた。麦というのは、冬に種をまき、春の初めは、幼穂形成期という時期らしい。「わあ、こんな寒さの中で、こんな緑を見られるなんて、農家の方々、ありがとうございます。」とさわやかな気分になる。コロナ禍で、農道を走るのが、私の日常の一つになってはいるものの、冬は日が短く、なかなか明るい時間帯にジョギングができていないせいもあり、夕暮れ時の緑の麦畑は、また、新しい季節、気分を入れ替えて、がんばらなきゃと思わせてくれた。
そして、農家の庭先に咲いていた、梅の花。思わず、ジョギングの足を止めて、その木を眺めてしまった。そういえば、天満宮は、梅祭りじゃなかったっけ?梅にウグイスならぬ、梅にスズメが数羽とまっていたけれど、これまた、気分を良くしてくれた。

明日から3月。年度末の忙しい月。
対岸の火事とは言い切れない戦争という名の大量殺人が一秒でも早く終わってくれることを願って、自分のできることをするのみの春。