院長の「JoJoブログ」

安否確認

2024-02-10 18:57:31投稿

クリニックの待合室を改装して7年。
改装時の一番の目玉はパーティションも兼ねている水槽で、淡水魚をいれて、業者さんに水替えなどのメインテナンスをしてもらっている。
150㎝の大きな水槽に、40匹程度の熱帯魚が混泳しているのだけれど、その中にヤマトヌマエビが3匹いる。水槽は、待合室の癒し、鑑賞目的なんだけど、エビちゃんは、はっきりいって、鑑賞に適すようなお姿ではない。色は、半透明の土色で、小さな黒い斑点があり、底に敷き詰めている小石の色と同化しており、ぱっと見で4㎝程度のその魚体に気づく人はほとんどいない。そもそも、熱帯魚に詳しい人からすれば、エビは鑑賞目的ではなく、コケをたべてもらうために水槽にいれておくものとして常識なのだ。
そんな、エビちゃんなんだけど、よくみていると、ひげを動かしたり、”やれ打つな蠅が手をすり足をする”という小林一茶の俳句がすぐにうかんでくるような仕草が、意外とかわゆいのである。
しか~し・・・このかわゆい姿、いつも見られるとは限らない。なんせ、色が地味でめだたないし、基本、暗いところが好き(多分)なので、岩や水草の陰に隠れていることがほとんど。餌やりのあと、他の魚たちが、大体食べ終わったあとに、そろそろと出てきて、落ちている餌の残骸を食べることが多いようで、タイミングよければ、3匹ともみつけることができるのだが、これがなかなか難しい。
暗ければ、活動的なんだろうけど、暗いとこちらは見えません。明るいときに、出てきてよと思いつつ、診療のない日(休診日には餌やりに行くので)や、休み時間などに、探してみるんだけど、2匹どまりのことが多い。クリニックのスタッフも、エビを3匹見つけた時には、「今日も安否確認完了」と言って、何となく、3匹みつけるのが、その日の占いのようになっている。
私はと言えば、それほど、水槽を眺める時間が長いわけではないので、3匹を一度に見たことはなく、ホンマに3匹いるんかいな・・・と疑いたくもなっていた。
ところが、先週、初めて、3匹が7~8㎝間隔くらいで、並んでいる瞬間に出くわしたのだ。
「3匹いるぅ!!」思わず誰もいないクリニックで声を上げる私。
ストレスフルな毎日に、ちょっとでもいいことがありそうな気がして、うれしくなった。
安否確認、大事です。
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