院長の「JoJoブログ」

柳井にて

2025-02-12 23:55:20投稿

建国記念日、柳井市のバタフライアリーナ(柳井市体育館)に、Tリーグの試合を観戦しに行ってきた。
バタフライアリーナは昭和51年に完工した古い体育館で、老朽化に伴う改修工事が行われていた。そのリニューアルオープンのこけら落としの行事として、プロ卓球リーグの試合が行われることになったのだ。

そもそも、バタフライというのは、株式会社タマスのブランド名で、タマスの前身は、戦後間もないころ、柳井在住だった田舛氏が始めたスポーツ用品店から始まっている。そして、田舛氏は、日本を代表する卓球の選手で、自分で卓球のラバーを作りたいとのことから、スポーツ用品店から卓球用品製造を開始したという歴史がある。現在、タマスの本社は東京だけど、田舛氏の地元柳井市は、そんなこんなで卓球が盛んで、平成21年には、柳井市がタマスと命名権契約を結んで、市の体育館がバタフライアリーナとなったという訳。

そんな、卓球と縁の深い柳井市。個人的には、産婦人科医になって3か月しかたっていないのに、いきなり常勤医師として赴任することになった、周東総合病院がある街なので、結構思い出がある。
医者としても、柳井の街も、右も左もわからない中、ベテランの助産師さんに尻を叩かれ毎日のようにお産をみていたあの頃、古き良き時代だったなあと思う。
とはいえ、結局たった10ヵ月しか柳井にはいなかったし、病院と官舎の往復以外、ほとんど街に出ることもなかったので、柳井の地理には疎いまま。
今回、Tリーグの観戦に訪れた際、開場から試合開始まで、ずいぶん時間があったので、天気も良いし、柳井の街を一人でぶらぶら歩いてみることにした。
バタフライアリーナから山陽本線柳井駅までは1km弱。そこからゆめタウンなどの店が並ぶ国道188号線に出てみる。てくてく歩くも、あまり、30年前の記憶は蘇らない。もちろん、そのころゆめタウンもなかったし、あったとしても、昼間に街に出ることがなかったから、覚えてないよなぁ・・・と色々昔のことを思い出しながら歩いているうち時間がすぎ、「試合が始まるから体育館に戻らなきゃ」と、柳井駅の裏にでて、体育館方面に行こうと試みるも、線路をこえる道が見当たらず。線路沿いに歩こうとすれば行き止まり。え~ん、迷子になったぞ・・・しゃあない。来た道を帰るか・・・
再び、駅の東側にむかって国道をもどり、ぐるっと回って高架にこえてやっと駅の正面に戻り、無事バタフライアリーナに帰還。
試合は、日本生命レッドエルフVSトップおとめピンポンズ名古屋
レッドエルフには日本代表の早田ひな選手が所属しているけれど、当日は体調不良でベンチ入りもなし。結局、トップおとめの圧勝におわり、ちょっと試合の盛り上がりには欠けたけれど、トップ選手の試合はさすがに見ごたえがあり、卓球ファンとしては、まずまずだった。
久しぶりの柳井、良い休日の一日。

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