院長の「JoJoブログ」

萩往還

2025-05-12 21:00:38投稿

昨日、萩往還マラニック&ウォーク大会に参加してきた。
平成元年から30年までの30回、ゴールデンウイークの連休で三日三晩にわたって開催されていたこの大会。250km、140km、70km、35kmと4部門の距離で、萩市から防府市までの江戸時代に作られた道、萩往還を中心に山口県内(半分は山の中)を走る大会だったのだけれど、30回で終了となっていた。なんせ、250kmの距離をほとんど寝ないで走るという、変態レベルの過酷なレースは、全国的にも珍しいので、国内各地の強者たちが、こぞって出場していたという歴史があるんだけれど、さすがに開催側の事情その他諸々のことで、なくなっていたのだ。その後、コロナ禍で、いろんな大会が中止される中、やっぱり萩往還、やりたいよねという人々の努力で、コロナ禍がおちつき、距離を短くした1日限りの大会として復活したのだ。当初は、7月に開催されて、これまた、酷暑の中、長距離を走るなんて、普通じゃないということで、5月に変更になったのが昨年。そして、今年は、短い距離を往復するコースに変更になった。
私自身は、平成の間、2回出場したことがあるけれど、当然一番短い35kmウォークの部のみ。140kmの部が、防府市内を走るコースになっていたので、夜遅くに走るランナーたちにむけて自宅近くに私設エイドを出したのが3回。そんなこんなで、馴染みのある大会ではあったので、参加しやすくなってまた出てみようという気になって、昨年もエントリーしていた。
けれど、昨年は、当日大雨だったので、雨の山の中で滑って転んで骨折した前科のある私は、当然棄権。そして今年、7年ぶりに参加することになった。
参加種目は、言うまでもなくウォーク(決して走らない)の部。ただ、平成の時と違って、スタートとゴールが変更になり、ウォークの部としては距離がのびて38km。湯田温泉から瑠璃光寺あたりまでは普通の道路、その後石畳と急坂の続く、萩往還に入って、山口市から萩市に至り、佐々並(旧旭村)まで行って19km。そこから折り返して湯田温泉に戻るルート。
天気予報はほぼ1日曇り、午後からは雨の可能性大という暑さ対策は不要なまずまずの天候。朝6時過ぎにスタートした。一人で歩き始めてすぐ、知人と合流し、ぼちぼち歩いて約7km経過したところで登山口。寒いくらいで歩きだしたけれど、坂道になって、少し暑くなってきたので、羽織っていたウインドブレーカーをリュックに入れる。登山口からは石畳、トレイルが続く、上り坂。六軒茶屋までひたすら上って汗だく。いったんアスファルトの道路に出たところで、水分補給。その後またトレイルの急坂を上り続け、道路にでて1km程度で夏木原キャンプ場の駐車場。そこには、ランニング仲間の集うエイドがあって、元気をもらう。その先は、普通の道路と、傾斜の緩いトレイルが続き、折り返し地点の佐々並エイドに到着。その時点で約4時間半が経過していた。昼食として、おにぎり、ちくわをいただき、おかきなどをつまみ、好きなだけ取っていいといわれたおやつの一部をリュックにいれて、後半戦に突入。基本的には下りなので、楽になるはずだけど、5時間以上歩き続けているとさすがに脚にくる。往路の夏木原エイドでは、余っているからとエイド担当の馴染みのメンバーからバナナやらなんやらリュックに詰め込まれてしまい、行きよりも帰りの方がリュックが重くなってしまった。石畳の下りは、滑ったり躓いたりしやすいので、上りよりもゆっくりにしか歩けず、最後の県庁あたりからは、脚が重い重い。痛みもあるけれど、下界までたどり着いた達成感でゴールにむかった。エイド毎に休む時間が多かったので、到着は15時40分ごろ。約9時間半のウォーキングで、ゴ~~~ル!!
自宅に帰ってからは、翌日の仕事に影響が出ないよう、これまでの経験を生かした対策を実行。風呂につかったあとは、マッサージチェアで全身超疲労コースを選択。その後は、腰、大腿、下腿に湿布大作戦を決行して、普段より2時間早く寝床へ。
翌朝、ベッドから出たときの感想。脚より肩が痛い。リュックが重くなったせいだ。肩にも湿布貼ればよかった・・・