院長の「JoJoブログ」

置き配

2025-08-10 23:35:59投稿

コロナ禍以降、通販業界の広がり、宅配業者の人出不足、その他もろもろの影響で、ここ数年、宅配される荷物の受け取り方法が拡大している。集合住宅でも、共同の宅配ロッカーがあるのが普通になってきているし、都会では、駅に設置された宅配ポストで受け取るのもありのようだけれど、電車通勤に馴染みのない、一軒家主体の田舎では、置き配が主流。そもそも”置き配”などという言葉、いつからあるんだろう。少なくとも、昭和の時代には存在しなかった日本語ではないだろうか?さかのぼれば、荷物を配達するのは郵便局のみだったし、民間の宅急便などが登場したのも、それほど古くはない。
カタログハウス通販生活のVIP会員であるところの私は、現在の自宅を2002年に建ててから、通販で物を買うのが日常になっている。しかし、家族が減り、昼間に荷物をうけとるのが難しくなりつつある最近、置き配OKがメインだ。我が家に限らず、この数年、再配達問題がクローズアップされて、配達に訪ねても、留守で受け取ってもらえないドライバーの労働問題を是正する必要性から、置き配も公に認められる時代。
ただ、玄関前にポンと品物を置いておくなんて、外国ではありえないことだ。日本以外の国では置き配などという発想すらないのではないだろうか。
一応、置き配が終わると、「配達完了」メールとともに我が家の玄関に荷物がおいてある写真が送られてくる。これも、ドライバーが写真をとって、客のアドレスに転送するという、スマホのない時代には考えられもしなかったシステム。写真が証拠なので、このあと、荷物を盗まれても責任は持ちませんよということだとは思うけど、夜に帰宅するまで、そのまま置いてあるのが日本の田舎町ならではだなぁと思う。普段、化粧品や食品など、定期便でうけとっている品々は、盗まれたからといってどうってことはないとはいうものの、やっぱり、玄関のドアの前にポンと置いてあるのは、喜ばしいことではないので、このたび、宅配ボックスを自宅に設置しようと決め、算段することに。
これまた通販最大手、Amazonで、「宅配ボックス」と検索してみる。一軒家対応としては、工事が必要なものから、鍵が必要なものまで、結構大がかりな製品が並ぶ。あらかじめ、宅配業者に鍵を預けておく場合が多く、玄関にポンと置く”置き配”とはえらい違い。一通り、検索画面を閲覧してみて、単なる箱だけでいいんだけど・・・と宅配ボックス探しを断念。そこで、検索方法を「置き配」にかえてみると、これ!という商品がヒットした。それは、「折りたたみゴミ収集ボックス ワイヤー付 置き配ボックス ゴミネット カラスよけ 収集庫」というもの。基本はゴミ収集までにゴミをいれておく箱なんだけど、置き配ボックスにも使えますよというもの。そして、蓋の上には、防水のサインカードを入れるところがあり、その中に「置き配OK」というカードもある。早速購入、3日後には、自宅に届いた。

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この折り畳みボックス。ワイヤーがついているので、これを出かける前に玄関の柱に回してボックスを置き、ロックしておく。そして、帰宅後ワイヤーを外す。決まった荷物が届く日だけこれをすればいいものの、結構、いつ届くかわからない、ふるさと納税の返礼品だったり、定期便があるので、かれこれ2週間、毎日続けているけれど、いまだ、置き配の荷物が届いたことは一度もない。