院長の「JoJoブログ」
萩・竹灯路物語
2025-10-14 23:09:40投稿
秋の行楽日和となった3連休、萩市に行ってきた。
「城下町周辺に竹灯籠が並び、夜の城下町をほのかな灯りで照らします。」という萩市観光協会のイベント、萩・竹灯路物語に参加するのが、目的の一つ。
家族が住んでいたことがあったり、萩城下町マラソンに10回以上参加したりしているので、萩には何度も行ったことがあるが、イベントにはあまり馴染みがなかった。今回、ちょうど萩に行く予定とお祭りが重なったので、夜8時前から、田町の商店街から歩いてぶらぶらと菊屋横丁のあたりまで散策してみた。
約2000本の竹灯籠が道路わきに並び、ほのかな灯りが幻想的。
田舎なので、普段の夜は真っ暗で、閑散としている街だけど、日ごろ、夜はあいていないお店もやっていて、明るい雰囲気。幕末の城下町の風情が残る情緒あふれる景色に、ゆったりと深呼吸。10月の夜だというのに、寒さは全くなく、ちょうどよい気温も歩くにはぴったり。
竹灯籠は、竹が節の位置に合わせて切断されて作られていると思われ、少しずつ違う長さのものが並んでいた。けれど、どれもとても太い竹だったので、これを切り出すのは大変な作業だっただろうということは想像に難くない。竹の中をのぞくと、太い蝋燭がおいてあり、これまた、一晩で燃え尽きる長さなのかどうかわからないけれど、一つずつ、ろうそくを入れかえて、また次の日に、2000本に火をともす作業もあるんだと思うと、申し訳ない気持ちになる。こんなに大変なんだから、もっと、たくさんの人にみてもらうべきだ!とひとり憤る自分。遠方からの観光客がどのくらい来てくれているのかわからないけれど、過疎化が進む萩の街を活性化するためには、もう少しこんな行事を大きくして、宣伝も大々的にすればいいのになと、他人事ながら、勝手に願う私。来年も来れたら来ようと思う。


 
  

