院長の「JoJoブログ」

下関海響マラソン

2025-11-03 23:09:10投稿

今度こそ、絶対最後のフルマラソンと決めて、この週末、下関海響マラソンに参加した。
ハーフマラソンは走っているけれど、フルマラソンはまる2年走っていないので、完走できるかどうか不安しかなかった。2011年の正月に「私、走ります」と宣言してから14年。フルマラソンは11回出場して、タイムは全然だけど、一度もリタイアしたことないのだけが自慢だった私。最後のフルマラソンで、リタイアだけはしたくない。タイムはどんなに遅くても、完走する。それだけを肝に銘じてスタートラインにたった。
スタートは約1万人が走る一番後ろのEブロック。号砲が鳴ってから6分後に本当のスタートラインをすぎ、予定通り1キロ7分から7分半のスローペースで走り出した。8kmあたりで、知り合いに声をかけられてから、少し足が軽くなって、GPS時計を見るとキロ7分をきっていたので、「このスピードだと、途中ばてるゾ」ととにかく前半で無理しないようにと言い聞かせながら関門橋をみあげる。10kmあたりで、ポケットに入れていたアミノ酸を補給するも、15kmくらいから左下腿に痛みが出始めた。ヤバイなぁと思いつつ、必殺、芍薬甘草湯を飲む。しかし、痛みは左だけでなく、右も怪しくなり、20kmあたりからは両足裏の痛み。過去のマラソンでいつも両足裏の痛みは織り込み済みなので、予防策として、痛みの出る部分にはキズパワーパッドを貼っているので、これは耐えられるはずと言い聞かす。けれど、中間点まできても痛みは増すばかりで、頭の中は、いつどこであきらめるか、こんな状態でもう20km以上走れるわけないと、弱気のオンパレード。それでも、折り返してくる速いランナーたちを見ながら、気を紛らわし、手持ちのロキソニンも飲んで、エイド以外では、歩かず走り続けた。すると、25kmあたりで、知り合いを見つけて話しながら走っているうち、痛みがプラトーに達していることに気づいた。痛いけど、ひどくなっていない。このままならいけるかも。マラソンの本番は、30kmからだ!なんとなく、完走できそうな気になった。恒例、菊川そうめんのエイドで、そうめんを流し込んで、(おかわりで2杯飲みました)元気をもらうあたりになってくると、周りの半分以上の人は歩いている。彼らを抜かし、私は歩かん!と言い聞かせながら、その後のエイドでは、ドリンクのほか、バナナ、飴、ゼリーなど、もらえるものはすべてもらって、パワーを発揮。35km以降は、脚は痛いというより、麻痺したようで、何も感じなくなって、攣るかもしれないという心配もせず、あと5km、あと4kmとこれなら完走できると、ひたすら前に進んでいった。ゴールの海峡メッセに近づくと、沿道の応援が増え、何人も知り合いに声をかけてもらって、気持ちが高揚。ついに42.195km、歩かず完走。やったー!
もう、2度と走らんぞ。