院長の「JoJoブログ」

南国土佐

2025-11-30 23:10:31投稿

この週末、毎年参加している、日本乳癌検診学会のため、高知に行ってきた。
出張に限らず、いつも旅先には、必ずランニングシューズを持って行き、宿泊先の周囲をウロウロとジョギングするのが、マイルール。今回も、2泊3日の旅程のうち、2日連続、日の出とともに、高知駅から高知城のあたりを走ってきた。高知には、2年前に私用で訪れたことがあり、何となく、駅周辺は把握していたし、市の中心部には路面電車が走っているので、道もわかりやすい。

高知と聞いて、思い浮かぶもの。
坂本龍馬、カツオのたたき、酒飲みが多い、よさこい etc etc
誰でも知っているようなものしか知らなかった私だけど、今回の旅で、あーそうだったなぁと気づかされたのが、アンパンマン。作者のやなせたかし氏が高知出身であることから、街にアンパンマンがあふれていることに気づいた。ドラえもんと並ぶ、日本人で知らない人はいない子どもむけのキャラクター。日本三大がっかりの名所であるはりまや橋のすぐそばに、立っていたのは、アンパンマンの石像。
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意識してみると、街のあちこちにアンパンマンが描かれているのに気づく。電車のラッピングをはじめ、アーケード街にもいっぱいいるし、お土産屋さんにいたっては、アンパンマングッズであふれかえっている。小さい子どもで、アンパンマンを嫌いな子はまずいないと思うので、子や孫をもつ人が買ってかえるんだろうなと眺めるだけの私。

そして、他に初めて知ったもの。高知と言えばカツオと思っていたら、このたび、ウツボがカツオと同じくらい有名であることが分かった。ウツボは、日本の太平洋側に広く生息しているけれど、見た目の恐ろしさもさることながら、骨が多く捌くのが難しいことから、一部の地域でしか食べられていないそうだ。その一部地域の代表が高知であり、特に中西部の須崎市は、ウツボの食文化が浸透しているとのこと。今回、学会のランチョンセミナーで、地元食材を使ったお弁当が提供されたけれど、ウツボの唐揚げも入っていた。淡泊な白身魚で意外なおいしさ。中国地方の人間としては、なかなか食べる機会がないと思うので、いつかまた食べてみたいと思う。

人生で3回目の高知。山口から行くには、結構時間がかかるので、4回目があるかどうかは疑問。でも、少しだけ、高知の知識が増え、美味しいものに巡り合えた出張だった。もちろん、乳がん検診の知識も・・・