院長の「JoJoブログ」

なぎさ水族館

2018-07-17 23:49:28投稿

猛暑の3連休となったこの週末、山口県の東にある周防大島へ、サイクリングに行ってきた。

研修医のころ、1年弱を柳井市の病院で過ごしていたので、そのころは、時々大島に行くことがあったけれど、橋を渡ったのは、20年ぶりくらい。
島といっても、結構大きく、柳井から橋をわたって島の端っこまで、車で信号がない道をひたすら走って40分以上かかる。瀬戸内のハワイといわれ、海水浴や釣りには、もってこいだけど、わざわざ行くほどの所でもない。
今回の目的は、ロードバイクで島1周だったので、(くそ暑いのに物好きな・・・)道の駅に車をとめて、そこから自転車で島の端に向かった。

島のはての伊保田という地区に、なぎさパークというちょっとしたリゾート?!エリアがあり、キャンプ場のほか、陸奥記念館、なぎさ水族館という観光施設?があったので立ち寄った。陸奥記念館は、第2次世界大戦中に謎の大爆発をして沈没した戦艦陸奥の記念館で、引き上げられた遺留品などが展示してある。入場券が記念館と水族館がセットで560円。陸奥記念館で、暗い気分になったあと、水族館へ。

水族館といっても、ぱっとみてそれとわかるような建物ではなく、プレハブ小屋に毛が生えたくらいの外観。どこから入るのかと探していると、「日本一小さな水族館」とかいてあるところに、開き戸の入口があった。
入ってみると、小さな水槽がならんでおり、その中にいる魚は、ほぼこの近海で普通に泳いでいるものが中心。特別何の期待もせず入った場所なので、魚もそんなに珍しいのがいるはずないとは思っていたものの、水槽よりもその上に貼ってある手書きの説明に目が点になった。まずは、手書きというところが、小学生相手という気がしたけれど、読んでみるとこれがなかなか面白い。説明に必ず、マンガやイラストもついており、展示してある魚の調理方法も書いてある。
水族館で調理法が表示してあるなんて、普通、ないでしょ。

だんだん読んでいくにつれて、水槽の中身よりも、説明書きの方がメインになってきた。
日本一小さい、貧乏弱小水族館には、男女一人ずつの飼育員さんがいて、彼らの日ごろの努力、どうやって魚をとってきたかなど、全部読むと、いろんなことがわかってきた。
アナゴの水槽には、名札つきの、ブロックの穴が用意してあったり、クラゲの生態が順番に見られるようになっていたり、工夫もされていた。世界初、人工繁殖に成功したニホンアワサンゴには、さすがに気合が入っているのが感じられた。

本当に小さな小さな手作り感満載の水族館。入場料が安くて、きっとやっていくのは大変なんだろうなというのはひしひしと伝わるけれど、とっても心温まる、楽しい水族館。
もし、周防大島を訪れることがあれば、島の果てまで行って、是非なぎさ水族館をのぞいてみることをお勧めする。